人気の耳かき
耳かきは、今や単に身だしなみとしての耳掃除の域を超え、癒し、リラックス、スキンシップ、気持ちよさの追及・・・など、大変奥深いものとなっています。日本人の文化と言っても過言ではないでしょう。
耳かきの種類も、従来のスプーン型のものだけでなく、ファイバースコープ付きのものや、ライト付きのものなど、「耳かき」という名前では役不足・・・「耳掃除ツール」とでも言うべきでしょうか。
耳かきの歴史
耳かきは、室町時代にはすでに使用されていました。平安時代終わりから鎌倉時代の耳かき付きかんざしが、日本最古のものとして、京都で出土しています。中国や朝鮮から伝わったかんざしの先端が耳かきになっていたため、日本のかんざしも耳かき付きとなったと言われています。また、江戸時代にも、この耳かき付きのかんざしが流行っていたようです。
耳かき人気が加速中!
最近では、耳かき人気が高まり、耳かきの特集コーナーを設ける店や(東急ハンズ2006年3月)、耳かきについて書かれた本が出版されたり、また、耳かきエステなるものが誕生したりと、話題に事欠きません。また、耳かきをする人のことを、ちまたで「ミミカキスト」と呼んでいるようです。
もともと日本人の関心が高い「耳かき」ですが、今後もますます注目・人気を集めること間違いなしで、目が話せませんね。
耳かきの種類
・昔ながらの竹製・木製(木曽檜など)の耳かき
このタイプのものは、自分の耳の形状や特性に合わせて、削って形を整えることができます。削った後は、ヤスリ(サンドペーターなど)で表面を滑らかにすると良いでしょう。
・チタンコイル耳かき(スパイラル耳かき)
「チタンコイル耳かき」は、チタンでできたコイル状(スパイラル状)をしたの耳かきのことです。チタンには「錆びない・抗菌効果・強い強度」という特性があり、医療現場でも使用されている安全性の高い金属で、また金属アレルギーを起こしにくいという利点もあります。重量も鉄の半分です。
チタンコイル耳かきは、欧州の耳鼻科や小児科では古くから採用されていて、特許も取得しています。先端が尖ってなく丸みがあるので安全です。お子様の耳にも安心して使用できます。コイル状(スパイラル状)の先端を耳内に入れ、回転しながら耳垢(耳あか)を抜き取ります。耳垢がたくさん取れると評判の耳かきです。
・ソフト耳かき(ワイヤー耳かき)
ソフト耳かきは、日本人に多いパサパサした乾性タイプの耳垢(耳あか)をきれいに取ることができると評判の耳かきです。スプーン型の従来の耳かきのスプーン部分をワイヤー方式にしています。
ソフト耳かきは、ワイヤーの丸みを帯びた形状と弾力性により、耳を傷めることなく耳垢を除去することができます。独自の斬新なデザインのソフト耳かきは、グッドデザイン賞を受賞しています。
耳垢のタイプ別にループの本数が異なる 3 タイプがありますので、自分の耳のタイプに合ったものを選びましょう。
●粉のようにパサパサな耳垢タイプ→
ループ3本のソフト耳かき
●普通のパサパサな耳垢タイプ → ループ2本のソフト耳かき
●耳垢が固まりやすいタイプ→ ループ1本のソフト耳かき
ファイバースコープ付きの耳かき
内視鏡検査で使用するファイバースコープが付いた耳かきです。ファイバースコープ付き耳かきは、耳の内部を数倍に拡大して実際に見ることができます。耳垢(耳あか)がある場所等、耳の内部の状態を確認しながら耳かきすることができるので大変便利かつ安全です。また、耳かき部分が光るので、手元が良く見えます。機能性がある分、価格は割高です。
⇒「イヤースコープ」など
ライト付き耳かき
耳かきのスプーン部分と手持ち部分(グリップ部分)が赤く光る耳かきです。手元が明るく照らされるので、作業が良く見えて便利・安全な耳かきです。
⇒「ダブルライト Dr耳かき」など
使い分け耳かき
スプーン型の耳かきとスクリュー型(コイル型)の耳かきが一体化した耳かきです。一方の先端がスプーン型で、もう一方の先端がスクリュー型になっています。両方のタイプを使いたい人に最適です。
⇒「パラダ耳かき」など
拡大レンズ付き耳かき
拡大レンズ付きの耳かきです。耳の奥まではっきり見ることができ、便利・安全です。
⇒「ミミルック」など
耳かきエステサロン(耳エステサロン)
「耳かきエステサロン」なんて、初めて聞く言葉だという人が多いと思います。「耳かきエステサロン」は、最近話題になっている耳かきを専門にしたエステサロンのことです。「耳エステ」とも言うようです。
理容サロンでは、顔剃りの後で耳かきをするところもあるようですが、理容サロン出身の方が耳サロンを創業されてるところもあります。また、マッサージのエステと耳掃除を
組み合わせたタイプもあります。
耳サロンでは、耳の内部の産毛を剃った後に、ファイバースコープや耳掃除専用のローションなどを使って耳かきしてくれます。幼少の頃にお母さんひざ枕で耳かきしてもらった懐かしく心地よい記憶が蘇えり、心身ともにリラックスできるとのこと。男性の利用者が多いそうです。
地方自治体によっては、耳かきの行為を禁じているところもありますが、2005年7月に、厚生労働省が耳あか除去やつめ切りなどの行為を「原則として医療行為ではない」と、医師法などで規制されないとの見解を通知したことで、耳かきエステの誕生を後押しした感があります。ただし、やはり耳は大変デリケートな場所であり、感染症などの疾病を招く恐れがあるので、耳の中に触れる行為には慎重になる必要があります。耳の中に傷や炎症がある場合は、耳かきエステを受けず、耳鼻咽喉科で診察を受けると良いでしょう。
耳かきコレクターになろう!
耳かきコレクターとは、いろいろな種類の耳かきやキャラクターなどの耳かきを収集する人のことです。耳かきを集めようと思っていなくても、自分の耳に一番合う耳かきを見つけたい!という一心でいろいろな耳かきを試しているうちに、気がつけば耳かきコレクターになっていた、という人も多いはず!耳かき人気が高まる今、ディズニーキャラクターや野球選手、地域限定発売のものなど、いろんな耳かきを集めてみるのも、新たな耳かきの楽しみ方では!?
